人生の棚卸しをしてセルフコントロール術を身につけよう
キャリアコンサルタントはクライエントに「職務の棚卸し」や「人生の棚卸し」をやってもらうことがあります。
それは「職業や人生」を振り返ってもらって、
どんなことをしてきたのか?
どんなときに感情が動いたのか?
それを再確認してもらうのです。
意外と自分では気づいていないものです。
この「人生の棚卸し」をやると、自分の喜怒哀楽のスイッチやキーワードがわかります。
この「喜怒哀楽のスイッチ」を自分自身でコントロールすることで、豊かで幸せな人生が歩めるようになるというわけです。
では詳しく説明しますね。
人生の棚卸し3つのポイント
人生の棚卸しには3つのポイントがあります。
それは
1.大きめの紙に書き出す
2.どんなことでも書き出すこと
3.喜怒哀楽のスイッチを見つける
の3つです。
1.大きめの紙に書き出すこと
別にスマホやパソコンでやってもいいような気がしますが、私の経験上では紙に書き出した方がより些細なことが思い浮かびますね。
私はA4のノートに見開きで書いていきます。
時系列で思い出していくといいと思います。
幼稚園までの時代、小学校時代、中学校時代、高校時代、浪人時代、大学時代、始めの会社でのこと、次の会社でのこと、
もちろん小学校1年生のとき、2年生のとき、みたいに分けていくのも良いでしょう。
担任の先生と記憶が繋がっている場合がありますから、効果的です。
喜怒哀楽のスイッチを見つけるためにやっているのですが、とにかく思い出したことはどんどん書いていきましょう。
あとで読み返して整理するので、ある程度読みやすい字で書くといいですよ。私はたまに「何を書いているのか分からない」ときがあって反省してますから(笑)
2.どんなことでも書き出すこと
思いついたことは、全て書き出します。恨みつらみも書き出します。
たまに嫌な気持ちなることもありますが、それでも書き続けます。
頭の中にあることを全て書き出すことがポイントです。
これは書かなくてもいいかな?って思っても書き出します(笑)
そうすることで、自分の喜怒哀楽のポイントがわかってくるのです。
ブレインダンプと言ったりもします。
私は本まで買って読んだことがありますが(苦笑)
そんなことは調べなくていいです。
どうでもいいです。
とにかく頭に思いついたことを書き出すだけです。
はじめてやった時は、自分のことを「嫌な奴だなぁ」って落ち込みましたが、何回かやっているうちに慣れてきます(笑)
特にもうこれ以上はないなって思っていたときに出てくることは特に大切です。
自分の心の奥底に潜む欲望だったりします。
3.喜怒哀楽のスイッチを見つける
もうこれ以上は何も出てこない、頭の中が空っぽだー!という状態になったら一旦休みましょう。
これをやると脳から汗が出てるんじゃないかと思うくらいです。
初めてのときはかなり疲労感がありました。
ある程度やすんだら、今度はそれを見つめ返します。
そして「喜」「怒」「哀」「楽」の4つのパートに分けていきます。
この段階では書き出した紙を見ながら、Wordなどのワープロソフトにまとめていきます。
まとめが終わったらPDFファイルにして保存しておきましょう。
何故なら、PDFにしておけばスマートフォンにダウンロードしていつでも読み返すことが出来て便利だからです。
私はiPhoneを使っているのでibooksで読んでいます。
それをもとにして、
自分の感情がどういったことで動くのか?
理解することができます。
豊かに暮らしていくには、この「自己理解」は欠かせません。
なぜならば、「自己理解」をしなくては、自分がどんなことで喜んで、悲しむのか、起こるのか、を意図できないからです。
豊かに生きていくためには自分の行動を「意図する」ことが大切です。
そのために「人生の棚卸し」をやってみてください。
そして、自分の行動を意図してみてください。
喜びを感じることや楽しいと感じることにフォーカスできるようになりますし、嫌なことや悲しいことにフォーカスしなくなります。
その効果は絶大です。
ちなみに私は「成長することに喜び」を感じ、「人を馬鹿にすることに怒り」を感じます。
そのための行動を意図できてから、随分楽しい人生になってきました。
お試しください。
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